着付けの師を偲ぶ(2)

有り難くも、亡くなられる前々日にお見舞いに行かせていただく機会がありました。

前回お会いしてから3ヶ月振りで、何を着て行こうか、どんなお話をしようかといろいろ考えました。

私の着付け道の原点になった浴衣を着て行きました。

その浴衣は先生が三勝さんとコラボされた反物で、自分で初めて誂えた、マイサイズの浴衣でした。

色柄、デザイン共に自分好みで、今でもお気に入りの一枚です。

またコロナも落ち着き、次のステップへ踏み出したいと思っていたタイミングで、先生にいろいろ助言いただくつもりで、コーディネートしていただきたい帯や見ていただきたい書類などを持参しました。

ですが、それは叶わず…お顔を見るだけになってしまいました。

一瞬だったので、自分が何とお声掛けしたかもあまり覚えていないのですが、先生は目を開けて、何か言ってくださいました。

はっきりと声にはなりませんでしたが、

「(来てくれて)ありがとう」と言ってくださったのではと思います。

もっと気の利いたことを言えばよかった…。

まだまだ、おしえていただきたいことが山ほどありました。

お稽古中、ふとした時に、「美しい着付けとは?」と質問され、たじたじとなることがありました。

それは、これまでもこれから先も、自問自答し、追求していかないといけない永遠のテーマなのかなと思います。

また、先生のおかげで素敵なご縁やお仲間

に恵まれました。

これからも、日々精進していきます。

来週、先生のお別れ会が開催されます。

改めて感謝の気持ちを伝え、ちゃんと前を向いて進んでいけるよう、お別れをしてきたいと思います。

大切なたからもの

Satomi Sabato

1974年生まれ。一男一女の母で、着付け屋「華園(かえん)」を主宰しています。 一級着付け技能士として、保育士の仕事を続けながら、「きものでみんなを笑顔に」をモットーに、自宅にて着付け教室を開業しました。 初心者の方でも安心して学べるレッスンや、晴れの日を彩る出張着付けサービスをご提供しています。 お子様の成長を見守りつつ、着物を通じて日常に和の魅力を広めることを大切にしています。 趣味はファッション、ランニング、パン作り。 ランニング中に目にする四季折々の風景や、着物コーディネートを楽しみながら、日本文化の豊かさを発信しています。

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